TAFロッドはアラミド繊維とエポキシ樹脂の複合材料です
TAFロッドは、アラミド繊維を組紐状に加工し、エポキシ樹脂で硬化させたFRP(Fiber Reinforced Plastic)です。現在は、鉄筋代替でコンクリートの補強材として土木・建築分野で使用されています。組紐状であることにより、コンクリートとの付着性に優れています。
(アラミド繊維以外にも、炭素繊維やガラス繊維など対応可能です。)
アラミド繊維とは(パラ系)
ナイロンの一種で、鉄の5倍の引張強度を有し、しなやかでヤング係数が高く、熱や摩擦、切創、衝撃に強い特性を活かし、主にタイヤ、ブレーキパット、コンベアベルト安全防護服などに使用されています。
引張強度 (N/mm2) | ヤング係数 (kN/mm2) | 破断伸び (%) |
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2,850~3,000 | 112.4~127.4 | 2.4 |
エポキシ樹脂とは
エポキシ樹脂は、種々の硬化剤を使用することにより不溶不融の硬化物(高分子)となります。
エポキシ樹脂は、接着性や耐水性、耐薬品性、電気的特性、硬化時の体積収縮が少ない、硬化中に放出される揮発成分が少ない等の特性を活かし、塗料、接着剤、コンポジット、プリント基板など様々な分野で使用されています。